ホームページトップ / 脳神経外科診療案内 / MRI検査と注意事項 に基本方針は記載していますが、具体的な質問があるケースについて以下にQ&A方式で提示します。
Q1: この前撮影したけど大丈夫ですか?
A1: MRIは放射線検査ではなく被爆の心配はありません。体に無害で撮影回数や頻度に関する制限はありません。保険診療の場合は認められた検査を必要に応じて行います。
Q2: どのくらいの音が出ますか?
A2: 当院のMRIは再診の静音技術が搭載された装置で、AI搭載により短時間でより鮮明な画像を撮影できます。多くの患者さんからは以前受けたMRIよりも静かだったとの声もよく聞きます。ただ残念ながら無音ということはありません。適した聴覚保護を行いますが、それでも気になると思われる場合はイアピースを用意していますので担当技師まで気軽にお申し付けください。
Q3: 着替えは必要ですか?
A3: 頭部、首(頚椎)の撮影では着替えは不要です。女性用下着の調節部分は少しずらしていただく場合があります。首より下の体幹(腰椎、胸椎、胸腹部)上肢(肩、肘、手)下肢〔股関節、膝、足首など)では、基本的に着替えが必要ですが、部位によっては洋服やズボンをずらすだけで可能な場合もありますので、検査方法、内容により担当技師が判断させて頂きます。
Q4: アートメイクは大丈夫ですか?
A4: 使用されるインクに金属成分が含まれ発熱リスクがあります。しかし現在国内で使用されるインクには微量の金属成分しか含まれないため、通常問題なく可能です。
Q5: タトゥーは大丈夫ですか?
A5: アートメイク同様のリスクがありますが、通常検査は可能です。しかし、万一検査中に熱感や痛み等異変を感じる場合は検査用ブザーで担当技師をお呼び下さい。
Q6: マスカラは大丈夫ですか?
A6: 検査は可能ですが。画像の乱れ、アーチファクト(虚像)を引き起こす可能性があるため、検査内容に合わせた対応をします。
Q7: カラーコンタクトは大丈夫ですか?
A7: カラー部分に金属成分が含まれていることがありますが、微量であるため検査可能です。
Q8:妊娠中でもMRI検査を受けることができますか。
A8:MRIは妊娠中の胎児に悪影響を及ぼすという報告はありません。しかし十分に解明されていない点もあり現状では妊娠14週未満の場合は、検査が急がれる場合を除いてMRI検査を避けるというのが一般的です。当院でのこの考えに従って対応しております。